シーン051:「歯医者」

お当番 : しんご

  『みえちゃったりする』の公演を間近に控えていた5月下旬、右下の奥歯が痛み出しました。 初めは時折痛みを感じる程度でしたが、やがて"激痛"らしきものに変わっていきました。

  小さい頃から歯は丈夫でなく、むしろ虫歯が絶えませんでした。 が、例に漏れず歯医者嫌いでした。あの音とあの臭い・・・。 歯の治療をしてもらう以上に、精神的苦痛にヤラれてしまうのです。
  それでも、学校から"治療をしてきなさい"通知を渡されていた義務教育時代は、 仕方なく受診していました。しかし、それ以降は行きませんでした。 決して歯の状態が良かった訳ではありません。行かなかったのです、痛くても。
  痛みを感じることはたびたびありましたが、無視して何日か過ごすと、 痛みはとりあえず治まっていました。 治療済みで歯にかぶせていたものが取れてしまったこともありましたが、 ほったらかしにしてしまっていました。
  そんな私が、あまりの痛さに、いよいよ歯科受診を自ら決意したのです。

  初回受診の際、問診票に答えました。氏名やら痛みの症状やらを書き、 最後に「気になることがありましたら、お書きください。」という欄があったので、 「十数年歯科受診をしていないので、どんな状況になっているか心配です。」 と素直に記入しました。やがて診察が始まり、状態確認をした先生が一言。
  「気長にいきましょう。」 ・・・これで腹が括れました。
  それ以来、「稽古」くらいしか記入されていなかったスケジュール帳に、 週一回「歯医者」という文字が見られるようになりました・・・。

  受診を初めて約5ヶ月。通院にも慣れてきて、 比較的すいている時間帯の予約が取れて待ち時間が少なくてすんでおり、 それはそれで良いのですが、 毎回『美味しんぼ』が中途半端で終わってしまうのが残念でなりません。


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