シーン073:「部屋の壁」

お当番 : りょーじ

  気が付けば、第9回公演が終わってはや2ヶ月になります。 いつの間にやらもう3月後半。出会いと別れの季節が、またやってきてしまいました。
  今季の私の別れはズバリ「部屋」。住み慣れた部屋を離れ、引越しをすることになりました。 準備を進める中で、普段はあまり気に留めない部屋の壁に目がいきました。

  部屋の壁って、皆さんはどうしていますか? おそらく、壁にかける必要があるものというのは、 壁掛け時計やカレンダーくらいなものなのではないでしょうか? それらすら壁に掛けない人ももちろんいるでしょう。 その他のものというのは、必要なものというよりは、ポスターなど、 生活を彩るインテリアとして飾るものに分類されようかと思います。
  で、私の別れを告げようとしているこの部屋の壁に飾ってあるものを見てみると…

  ・劇団シブパ第1回〜第7回公演のチラシ
  ・学生時代の担当教授宅住所が書かれたメモ  ・友人の誕生日が書かれたメモ
  ・一昨年行ったキャンプで作ったフォトフレーム
  ・映画「ぼくセザール10歳半1m39cm」のチラシ
  ・某青少年施設の住所と電話番号の切り抜き
  ・中谷美紀さんのポストカード  ・岡本真夜さんのポストカード
  ・額入り「キャプテンサンタ」のイラスト  ・額入りの作者がわからない絵と詩

  …へぇ。結構飾ってありました。それぞれに思い出深く、 飾った当時を思い返したりして、目頭が熱くなったりして。 「でも、なぜ第8回と第9回公演のチラシは飾ってないのだろう。 きっと忙しくて貼る暇がなかったんだな。」なんて納得してみたりして。

  これらを一つ一つ剥がしていかなければならないのは、なんだかやっぱり寂しいものです。 一方で、次の部屋の壁はどんな思い出に彩られていくのか、期待、期待の今日この頃。 部屋の壁に思い出を投影する、そんな感傷的な春の午後なのでした。

  …次の壁には、第8回・第9回公演のチラシも貼ってあげよ… うん。


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