シーン154:「小規模かもしれませんが…」

お当番 : しんご


前回公演のパンフレットで、「今年の夏は、ひどく暑いわりに夕立も台風も少なく、 (中略)群馬なんだから、もっと雷やってよね〜」と主宰もコメントしておりましたが、 近年、夕立が減ってきたなぁと感じていました。
ところが。 今年の夏は凄いですね。「ゲリラ豪雨」 というヤツでしょうか。
この言葉、一般的に使われるようになってまだ日も浅いと思いますが、今年は群馬でも、 各地(少なくとも私が住む前橋近辺)で多発しているようです。

先日も、車で稽古場に向かう途中に遭遇。
ワイパーを最速にしても、視界不良、というよりほぼゼロ…
溜まった水で路面は見えず、どこからどこまでが道なのかも分からず…
「竜の巣」に入り込んだかのような雷、稲妻、落雷…
落雷による停電のためか、信号機も消え…
車の走行は困難となり、久しぶりに身の危険を感じました。 とりあえずコンビニの駐車場に避難し、事なきを得ました。

車を停めてゲリラが収束するのを待ちながら、雷雨に遭うと いつも想起するいくつかの場面を、やはり思い起こしていました。

最初に浮かんだのは、高校の演劇同好会で演じた作品。
停電になった試用中の家庭用シェルターの中、 台風の時に雷や風に心躍らせた子供の頃の思い出話をするのです。 稲光を窓からのぞき見たり、強風に乗って飛ぼうとしたり。 私自身雷光を見るのがとても好きなこともあり、鮮明に覚えています。

そして、これも高校時代なのですが。
部活(やはり演劇同好会です)を終えての駅までの帰り道で、もの凄い夕立に。 土砂降りで水が溢れ出し、田んぼとの境界がなくなった道(と思われる場所)へ、 ずぶ濡れになりながら自転車を走らせました。ムダにハイテンションで…。

あとは、定番(?)かもしれませんが、学生の頃に行った夏の野外コンサート。
当時はまだ「夏フェス」なんて言葉はありませんでした。

気がつけば、どれも雷雨が興奮を高める要因となっている思い出たちでした。
これは、雷雨等で大きな被害を受けていないことの裏返しなのだと感じます。
無事に生かされ、こうして芝居創りが出来ていることに感謝しつつ、 今後も定期的な公演を中心とした、ゲリラ的でない演劇活動を続けていきたいと思います。


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