シーン170:「エンディングノート」

お当番 : 草原 ピッピ

先日、シネマテーク高崎で、『エンディングノート』という ドキュメンタリー映画を観てきました。

あらすじを引用すると…。

営業マンとして高度成長期の会社を支え、気がつけば管理職。 40年以上も勤め上げた会社を67歳で退職した砂田知昭。 第二の人生を歩み始めた矢先に健康診断で胃ガンである事がわかる。 すでにガンが最終段階にまで進んでいる事を知った砂田は、家族のため、 そして自分の人生を総括するため、“エンディングノート”を作成し、 人生最後のプロジェクトを成し遂げようとする。そんな砂田を映像作家の娘が撮り続ける。
“エンディングノート”とは、遺書のように公的なものではなく、 自分が死んだときに家族が困らないようにと、主人公である砂田知昭が、 書き残したマニュアルのようなものだ。高度成長期を象徴するようなモーレツ社員だった 砂田が会社を辞め、孫もでき、ようやく妻とも穏やかな時間を過ごせるようになった矢先の 末期ガンの告知。心配する家族をよそに、砂田は自分の最期に向かって段取りを始めていく。 カメラを回し続けるのは本作の監督でもある次女。主人公の前向きなキャラクターと、 それを見つめる次女のまなざしがあるからこそ、本作はただ悲しいだけではなく、 見終わったあとに清々しささえ感じるポジディブなドキュメンタリーに仕上がったのだ。 全編を流れるハナレグミの音楽も魅力。

とあります。

最期の方は涙なしでは見られませんでした。

しかし、重い雰囲気はあまり感じず、主人公の砂田のおっちゃんが、 実に愉快痛快な男なのです。

人柄にとても好感が持て、それをとりまく家族も朗らかです。
こんな家族が理想、と思いました。

娘さんのナレーションも魅力的で、淡々とした中にも、温もりがあり、愛情が感じられました。


まだ、自分の最期なんて
考えられないけど、砂田のおっちゃんの様に家族に囲まれて、 最期をプランニングする姿勢は、観た人全員に、こんなのもアリ!と 思わせてくれたのではないでしょうか。

ハナレグミの曲にのせてのエンドロールに、またまた泣いてしまったピッピでした。


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