シーン195:「同窓会。」

お当番 : しんご


先日、伊勢崎市内で行われた中学校の同窓会に出席してきた。
卒業から20余年が経っていた。
11年前に一度クラス会を行っていたが、学年全体としては初めての同窓会だった。
卒業以来初めて顔を合わせる同窓生がほとんどだったが、様々な再会があった。

中学生の頃は目立っていなかったのに、とても魅力的になっていた女性がいた。
その逆の人もいた。
男性陣は、概ねオジさん化していた。
思いのほか、未婚者が多かった。
思いのほか、離婚経験者が少なかった。
自らが興した会社の名刺を、誰それ構わずに配り歩く奴もいた。
相変わらず控えめな人もいた。
実家のすぐ近くに住んでいた友人が、今もそこに住んでいることを知った。
一緒に部活をしていた仲間が、時折行く日帰り入浴施設で働いていることを知った。
小中高と一緒だった友人が、今の自宅隣家の旦那の同僚だということを知った。
担任の先生は、あまり変わっていなかった。
あの子は来ていなかった…。
新しい出逢いもなかった……なんて。

意外だったのは、周りから「変わらないなぁ。」と言われたことだ。
自分自身は、かなり変わったと感じていたから。
嬉しくもあり、何故か気落ちしてしまうようでもあり。

そして、それ以上に意外だったのは、当時あまり話すことがなかった人たちと 話す機会が持つことができ、それをとても嬉しく感じられたことだ。
もちろん、親しかった仲間たちとの再会はそれだけで楽しみであったし、 実際にブランクを感じさせない雰囲気の中で話も盛り上がった。
けれど、そうでない同窓生たちと共有した時間が、懐かしさだけでない歓びをもたらしてくれた。
何か新しいものが自分の中に見出せそうな、不思議な感覚だった。
同窓会とはこういうものかと、感慨深くなっていた。

勢いで、「次はクラス会をやろう!」と盛り上がっている。
昔を懐かしむだけでなく、新たなものが生まれるきっかけになるようで、 それもまたいいと思うこの頃。


back          next