シーン299:「お出掛け」

お当番 : 加庭 奈央


「紅葉狩りにでも行こうかなぁ」なんて思ったの、最近だったはずなんですが…気づけば師走がすぐそこまで来ていました。
すでに初雪も降り、こたつの恋しい季節となりましたね。

さて、『紅葉狩り』なんて言いましたが、そういえばいつもに増してお出掛けしてないなぁ…と年の瀬が間近になって気づきました。
観劇とかマラソンとか、そういったお出掛けはけっこうしていますが、旅行や某夢の国に行くなどといった機会はほとんど作らなかった。

そんな私が一番最近行ったお出掛けは地元で行われているイベントでした。
そのイベントはさまざまな雑貨や食べ物のお店が出店され、とても賑わっているイベントです。私も欲しかった一輪挿しが買えてルンルン気分。

でも、それ以上に私が心を持っていかれたのは駐車場から会場までのわずか数百メートルの道のりでした。
その道は、十数年前に毎日通っていた通学路。
ここ数年でちょっと有名になったこの場所は、最寄りの駅や道幅などずいぶんと雰囲気が変わった気がします。
でも、空気というか何というか、当時と変わらない風景がそこにはありました。
特別きれいな景色が見えるわけでもないし、目を引く建造物がるわけでもないんですけどね。

たかだか数分間で終わってしまう短い距離ですが、大人になって地元を離れ、全くと言っていいほど通ることのなかった道を歩いてみたら、 ちょっとした時間旅行をしたような何だか不思議な気持ちになりました。

行ったことのないところへの旅行ももちろん楽しいですが、こういうのもいいなぁ、と思った素敵なお出掛けでしたとさ。




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