シーン329:「ありがとうございました!」

お当番 : 瀬山


公演が終わり早二週間が経ちました。公演が始まるまでの二週間は非日常で本当に長く感じていたのですが、過ぎてしまうとこの二週間は日常で本当にあっという間に過ぎてしまいまいました。
この公演を気にかけてくれた皆様、関係してくれた皆様、そして、観にいらしてくれた皆様、本当にありがとうございました。感謝、感謝です!

今回の公演は、私にとっては5年ぶり産休明けの復帰公演になりました。今後の仕事復帰のタイミングを考え、その前にキャストとして舞台に上がりたいと演出の小菅に話したのが確か昨年の5月だったように覚えています。その頃すでに演出の中には「まーやの家」をおかりしての二人芝居をやりたいという想いはあったようです。
「けれスク(第22回公演)」の公演の少し前に今回の公演の台本を打診されていたのですが,正直言って最初は乗り気ではなかったのです(笑)。「ハッピーで楽しいお芝居がしたいなぁ」と漠然と考えていた私にとって、今回のお話は重すぎました。年齢的にもストライクな今回の台本はどこに光を求めていいのか分からず戸惑ってしまったのです。なんというわがままな!

そんなスタートでしたので、本番まで短い期間で、しかもほぼ週末のみの稽古(しかも、これも私の都合・・・)という今回の公演に「本当に間に合うのか」「お客様に満足してもらえるのか」と不安もありました。ですが、演出の「大丈夫!やれる!」という言葉と、今泉役の宮野の溢れるエネルギーになんとかゴールにたどり着かせてもらえました。いやぁ、引き受けて良かった!

稽古の途中、演出に「瀬山にはなぜだか『苦しんで、苦しんで、最後に救われる』みたいな役をやらせたくなるんだよなぁ」と言われたことがありました。私ってそんなに屈折しているのかしら・・・、それとも嫌がらせ?(笑)
でもそんな想いとは別に、前述(「のぞき穴」シーン328)の演出の想いがあったので「藤堂」を演じているときはいつも苦しく、稽古の帰り道訳もなく涙したこともありました。今はその苦しさと本番までの不安感から解放され、ご飯の美味しいこと!!
ただ、その「苦しさと少しの救い」がちょっとでもお客様に伝わっていたら役者冥利に尽きるなと思います。

「まーやの家」という素敵な空間で、たくさんのお客様とスタッフと一緒に創り出した「のこしもの」。初見で読んだときには想像もしていなかった感動や想いをたくさんいただきました。ご来場いただいた皆様やスタッフにとっても、この「のこしもの」が同じように素敵な時間になっていてくれたら嬉しいです。
本当に本当にありがとうございました。


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