劇団シブパ第22回公演のお知らせ


 このお手紙を書いている10月、ハロウィンの飾りが街を埋め尽くしています。 2014年にバレンタイン市場を超えて以来、昨年・今年とその経済効果は着実に増しているようで、 オレンジと黒、たまに紫の色に、辺りは染められています。皆さん、変わりなくお過ごしですか?
劇団シブパです。

 劇団シブパはこの度、第22回公演を迎えました。節目というにはいささか中途半端な数ではありますが、 シブパは大きな節目を迎えました。劇団の代表が赤石マサエから森田リョウジ(「りょーじ」改め)に代わったのです。 というわけで、今このお手紙も森田が書かせていただいておりますが、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 さて。
 ハロウィンブームがここ数年で一気に加速した理由は、幾つか考えられています。 アミューズメントパーク等のエンターテインメント業界や食品業界の企業努力の賜物、 学校教育現場や学習塾等での英語文化圏のイベントを活発に取り入れようとしたことからの影響、 SNSの普及に伴い「参加すること」「経験を発信すること」を楽しもうとする日本人が増えたこと、 かつてサブカルチャーだった若者文化「コスプレ」の世界的規模での一般化、などなど…。 「仮装する」ということも大きなポイントで、「人目を気にせず普段できない格好をする」「非日常な体験を堂々とできる」ということも、 ハロウィン人気を後押しする要素の一つとなっているようです。仮装とは違いますが、 「人目を気にせず普段できない格好をする」「非日常な体験を堂々とできる」という点については、 我々シブパの劇団員もその楽しさを毎回の公演で実感しています。ステージの上で日常と違う自分を表現しているさまは、 「非日常」という点で、ハロウィンの仮装と通じるところがあるのかもしれません。とはいえ私個人としては、 渋谷のような街中で仮装して練り歩くというのは、さすがに恥ずかしくて、抵抗もありますが。

 今回は、現状に必ずしも満たされていない5人の男女が、「非日常」のドラマを求めてもう一人の自分「アナザー」を創りだしてしまう、というお話です。 前代表の赤石が、劇団旗揚げ当初からやりたいと切望していた作品の一つで、劇団シブパではおなじみになりました、高橋いさを氏の作品です。 シブパとしては珍しく、舞台上で猛烈に動き回る、ドタバタアクションコメディとなっております。 さらに、自分侵略を企てるライバル「アナザー」には、群馬県内でご活躍の5人の魅力的な役者さんをお招きして、見どころ満載の舞台をおおくりいたします。
 日常を生きる5人が非日常と闘う姿を、ご自分と照らし合わせながらご覧いただければ幸いです。


では、大胡シャンテ(前橋市民文化会館 大胡分館)のホールでお会いしましょう。(シャンテ演劇館参加作品です。場所をお間違えなく!)


平成28年10月吉日      
劇団シブパ代表 森田リョウジ



back          next